shinmenのいつやめるか分からない日記・改

2023年4月にLINE BLOGから移行してきました。主にモンストのゲーム外コンテンツなど。

ついに発売!『モンスターストライク THE MOVIE ルシファー 絶望の夜明け』サウンドトラックについて語る

どうもです!
こちらも映画公開から半年、ついにサントラが発売です!!
映画が公開された時から、いや、一年前のオンライン試写会の時から発売が待ち遠しかったですが、ようやくこれでいつでも『ルシファー 絶望の夜明け』の劇伴のみを聴けるということで。
本編での劇伴の使用状況を調べたり、色々リアルな用事とかもあったので遅くなってしまいましたが、ご興味ある方は是非読んでいってください。

 

一曲毎に書いていきますが、自分の感想も所々入れながら、〇〇のシーンで使ったとか原曲は〇〇みたいな話が主になります。
(追記:2022年2月5日) 期間限定クエスト「天界への証明」に使用されている楽曲について追記を行いました。

 

1.「Hero Oragon」
原曲は『エンド・オブ・ザ・ワールド』サントラの「He Is Strong」。
本編中一番最初に流れる劇伴で、冒頭部屋にオラゴンが一人のシーンで使用されます。YouTubeアニメやわりばし劇場の時からこの曲はオラゴンのテーマ曲的に使われていましたね。

 

2.「Monster Strike the Movie Lucifer Dawn of Despair - Title」
タイトルロゴ画面で流れる重要な曲。
前半は「Hero Oragon」のバックメロディが流れ、後半からは今作のメインテーマとなるメロディがカッコよくアレンジされています。
このタイトル画面の曲は本編中でも他の劇伴より音量が大きめに設定されていて、公開当時映画館の音響で聴いた時はもうタイトル画面で圧倒されるぐらいの凄い迫力でした。

 

3.「Happy Birthday to me... - Movie ver.」
原曲は『オラゴンと謎のダンボール怪人』サントラの「Happy Birthday to me...」。
この曲は横山克さんではなく日向萌さんの作曲となっています。
サントラではフル版が収録されていますが、映画本編で使われたのは30秒程に編集されたもの。

 

4.「Why Are We Attacked!?」
原曲は『反逆の堕天使』サントラの「Heavenly Discord」。YouTubeアニメの時から聴き馴染みのある劇伴で、映画用にアレンジが加えられています。こういう聴き馴染みのある曲がアレンジされて流れるというのも劇場版の醍醐味ですよね。
本編中で2回使われており、冒頭のレシアル国が襲撃される場面、中盤のフォルネウス召喚の場面で選曲されています。

 

5.「Once a Friend」
原曲は『反逆の堕天使』サントラの「Lucifer - Fallen Angel of Rebellion」。
こちらの劇伴も映画用にアレンジが加えられています。ルシファー登場の際に必ずと言っていい程流れていたあの曲がアレンジされて、冒頭敵として初めて登場したルシファー達を演出しています。
ラストの「英雄の歌」後のエンドロール(前半)や『絶望の夜明け』Blu-ray/DVDのメニュー画面でも選曲されています。
ゲーム内では、『ルシファー 絶望の夜明け』関連イベントの降臨クエスト(ホド、ネツァクなど)の道中BGMで使用されました。

 

6.「Ship of Hope」
完全新規曲。
冒頭、ノアの方舟出現と同時に流れ始めていたのが印象的。それ以外に、中盤の岩の落下を防ぐシーンでも1-2分ほどにカットして選曲されています。

 

7.「The Master Orb」
今作のメインテーマとなる曲。既にタイトル画面でも使われていましたが、本作においてはこのメロディが重要な局面で度々流れています。

 

8.「FIRE ALERT」
レシアル国を脱出するシーンで使用。トラック6「Ship of Hope」と共通のメロディが使われています。

 

9.「Speaking Silence」
方舟内での話し合いのシーンで使用。
原曲ではないと思いますが、『反逆の堕天使』サントラの「No Turning Back」に近いような曲調です。

 

10.「Oragon’s Lonely Life - Movie ver.」
原曲は『オラゴンと謎のダンボール怪人』サントラの「Oragon’s Lonely Life」。
写真撮影のシーンで使用。こちらも日向萌さんの作曲となっています。

 

11.「Caesar’s Theme」
原曲は『エンド・オブ・ザ・ワールド』サントラの「Caesar - The Writer」。
アニメでは「次回予告と解放の呪文」で毎回使われていたカエサルのテーマ曲で、これは原曲ほぼそのままだと思います。
カエサルの城のシーンと天界にカエサルが侵入するシーンの2回本編中で選曲されています。

 

12.「Oragon PaNIk」
横山克さんによる完全新規曲ですが、曲調は『オラゴンと謎のダンボール怪人』の劇伴に近いものになっています。

13.「Tree Of Life」
原曲は『エンド・オブ・ザ・ワールド』サントラの「Viner - Other Side of Angel - Determination」。(映画公開時点で未音源化でした。)
生命の樹の説明のシーンで使用。原曲のどこか物哀しい曲調も相まって、ビナーの姉さんへの思いや目覚めないウリエル達の切なさを上手く演出しています。

 

14.「Lucifer vs Zephon」
本作のメインテーマを戦闘用に激しくアレンジした曲。
曲名の通り、ルシファーとゼフォンの戦いのシーンで使用されています。

 

15.「I Still Believe In...」
オラゴンとビナーが方舟内で2人〜ビナーの回想シーンで使用。
エンド・オブ・ザ・ワールド』サントラの「Viner - Other Side of Angel」をそれに合わせてアレンジしたような曲です。

 

16.「Who Is Queen Stella?」
原曲は『反逆の堕天使』サントラの「To the Purgatory」。こちらも映画用にアレンジが加えられています。
ゼフォン保護〜クインステラの居場所へ出発のシーンまで使われました。

 

17.「Grab On!」
完全新規曲。
方舟が嵐に巻き込まれるという動きの激しいシーンでの使用でしたが、曲のみを聴くと曲自体はそこまで激しめという訳でもないんですよね。音楽って本当不思議だなぁと。

 

18.「Stella Land」
19.「Empty Carousel」
21.「Sphinx Question」
これらはステラランド園内BGM用の劇伴。本編内で「この曲が終わるまで〜」という台詞があるので、劇中で流れている音楽ですね。音質も本編では音がこもっていたりと遊園地らしい音質でしたが、サントラでは本来の音で聴くことが出来ます。
この手の曲って普通ならフリー音源とかを使いそうなもんですが、こういう園内BGMとかも”それっぽい”ものを映画のために一から作るって結構凄いことだと思います。
Blu-ray付属のブックレットに載ってた話ですが、ステラランドのシーンって本来もう少し長かったみたいなので、もしそうならこれらの曲ももう2-3周ぐらい流れてたでしょうね。

 

20.「Wolf Stella’s Theme」
22.「You Get Only One Try」
完全新規曲。
2曲ともクインステラのテーマ曲です。クインステラの見た目、キャラクターに合わせてメルヘンチック、ファンタジーチックな曲調となっています。
これまでキャラの固有のテーマ曲というのはキャラのクセが強ければ強いほど特徴的な曲になっていましたが、クインステラもその例に漏れず、まだこんな曲調があったかぁと思う程ですね。

 

23.「Scene of Prophecy」
本作のメインテーマが使われています。
その中でも、クインステラがオラゴン達に偽の未来を見せるシーン、ルシファーとアーサーの決着が付くまでのシーンで2回選曲されている、かなりの重要曲です。
個人的な話ですが、2回目にこの曲が流れた後に”あのシーン”があるので、個人的にはトラウマBGM的な印象になっています。

 

24.「Arthur vs Lucifer」
こちらも本作のメインテーマが使われており、トラック7やトラック23と同一のメロディとは思えないほどカッコよくアレンジされています。
エンド編サントラの「END OF THE WORLD - action」を思い出すような緊張感もある戦闘曲で、「ルシファーVSアーサー」という本作一番の見所のバトルを彩っています。
本編ではブリタニアと天界で2回のバトルシーンで選曲されています。

 

25.「Sticks and Stones and」
完全新規曲。
カエサル神化〜引き続きルシファーVSアーサーのシーンと、ブリタニアでの後半の戦闘を演出しています。
前半で流れていた「Arthur vs Lucifer」とは違い、そこまで主張の激しくない曲調ですね。

 

26.「Give Back the Orb!」
ブリタニアから脱出するシーンで流れた効果音(SE)的な曲。

 

27.「Beautiful Mask」
完全新規曲。
ベルゼブブがルシファーの手刀を喰らうシーンで使用。
『反逆の堕天使』サントラのトラック5〜8と同じような雰囲気ですが、曲調は全く違う新しい曲ですね。

 

28.「Direction of the Sword」
メインテーマのアレンジ曲。
方舟内でヒーロー達が覚悟を決めるシーンで流れた曲で、徐々に盛り上がっていく曲調が場面によく合っていて印象的です。

 

29.「Soulful Words」
原曲は『エンド・オブ・ザ・ワールド』サントラの「He Is Strong」。
こちらもトラック28と同じく曲調が徐々に盛り上がっていくのが特徴的。原曲はオラゴンのテーマ曲的な劇伴ですが、ここまでカッコいい曲に出来るのが驚き。

 

30.「Beginning Of the End」
原曲は『反逆の堕天使』サントラの「Seeking Lucifer」。映画用にアレンジが加えられていて、特に後半部分はかなり大幅に変わっていますね。
カエサル侵入成功〜結界を破壊されるまでの割と長い間流れています。

 

31.「My Raging Heart」
原曲は『エンド・オブ・ザ・ワールド』サントラの「END OF THE WORLD - action」。
こちらも映画用にアレンジが加えられており、特にルシファーのテーマ曲「Lucifer - Fallen Angel of Rebellion」のメロディも入っているのが良い具合にルシファーVSヒーローズの構図を表現出来ていますね。

 

32.「Can I Be Your Friend?」
エンド・オブ・ザ・ワールド』サントラの「END OF THE WORLD」を感動的に、どこか物哀しげにアレンジしたような曲。
パンドラとスルガト、2人のシーンで使用されました。

 

33.「Noah’s Comeback」
完全新規曲。
オペコ復活〜岩の衝突を防ぐまでの場面で使用されました。

 

34.「Lucifer’s Death」
もはや曲名を見ただけで心臓が痛くなってきますが...
「ルシファーの死」という本作における最重要シーン、それを演出したのがこの曲。
本作のメインテーマを悲しげに、かつ感動的にアレンジしており、モンストアニメ史上最も悲しいシーン(自分調べ)にふさわしい曲と言えます。

 

35.「The True Reason」
完全新規曲。
カエサルから”真実”が明かされようとするシーンで使用。

 

36.「Behind the Villain」
『反逆の堕天使』サントラの「Lucifer - Fallen Angel of Rebellion」をシリアスかつ静かめにアレンジした曲。曲調が全く違っても「ルシファーのあの曲」って分かるの凄いですよね。
カエサルの回想シーンで使用。

 

37.「What Have I Done」
完全新規曲。
こちらも回想、クインステラがルシファーに未来を見せるシーンで使用されました。
トラック36と同様主張はそこまで強くない曲調ですね。

 

38.「Her Wishes」
メインテーマのアレンジ曲。トラック28のような曲調が徐々に盛り上がっていくのが特徴的。
全ての真相を知ったヒーロー達が、ルシファーの思いを受け継ぐシーンで使用されました。

 

39.「I Will Reconstruct」
原曲は『反逆の堕天使』サントラの「Holy Magistrate Binah」。
『反逆の堕天使』時代は何故かシリアスな曲調だったビナーのテーマ曲が、奇しくも本作では敵として登場したビナーを演出しています。
【追記:2022年2月5日】
期間限定クエスト「天界への証明」の道中BGMで使用されました。

 

40.「Goodbye, Old World」
完全新規曲...かと思いましたが、『エンド・オブ・ザ・ワールド』サントラの「Viner - Other Side of Angel」と同じメロディな気もする。
バイオリンの音色が、悪役と化したビナーの女帝らしさ、悪女らしさを上手く演出してると思います。

 

41.「To Save My Friends」
短い尺かつピアノの音色が数回鳴るのみというシンプルな曲調ですが、使われたシーンが印象深いだけに本曲もかなり印象的。
この曲を聴くだけでルシファーのあの優しい表情が浮かんできます。

 

42.「Just Watch
完全新規曲。最初はシリアスで平坦な曲調が、平坦なまま徐々に盛り上がっていく...といった感じの曲。
ベルゼブブが再登場してからマスターオーブが3つ揃うまでのシーンで使用。

 

43.「You Are the Last Hope」
原曲は『反逆の堕天使』サントラの「Almighty is Always on Our Side」。
元々対天聖用の曲で、映画の予告編では原曲が敵として登場したルシファーを演出していましたが、本編ではしっかりと天聖達との戦いのシーンで流れています。
ゲーム内では、『ルシファー 絶望の夜明け』関連イベントの降臨クエストのボス戦BGMで使用されました。

 

44.「I’ll Leave It You, Oragon」
原曲は『エンド・オブ・ザ・ワールド』サントラの「END OF THE WORLD」。映画用にアレンジされており、原曲よりもスローテンポになっているのが特徴です。
全ての想いを受け継いだオラゴンが白の書庫へ飛び込んでいく”いよいよクライマックス!”というシーンで使用されており、それにふさわしいアレンジの仕方だと思います。
「英雄の歌」後のエンドロールでも後半部分で選曲されています。

 

45.「Monster Strike the Movie Lucifer Dawn of Despair - Main Theme - 〜 Monster Strike Theme(Music Box ver.)」
前半部分の原曲は『エンド・オブ・ザ・ワールド』サントラの「Viner - Other Side of Angel」。これはビナーのテーマ曲なんですが、このサントラにおいてはこの曲が『ルシファー 絶望の夜明け』のメインテーマということになっています。今作のメインテーマはトラック2やトラック23のような曲だと個人的には思うのだけど...
ともかく、このビナーの曲は映画本編でも印象的で、ビナーを必死に説得するオラゴンや、ルシファーの「私が消えようとも、世界の光は消えやしない!」の台詞を彩っています。
後半部分はアプリ『モンスターストライク』のメインテーマのオルゴール版。と言ってもあれですよ、『反逆の堕天使』サントラのあのトラウマBGMとは違うアレンジです。
この後半部分もかなり印象的で、初見時”ここに来てこれを流すか!”と唸った記憶があります。
ちなみに映画本編では前半部分を3回繰り返してから後半部分に移行するんですが、サントラに収録されている音源では前半部分1周のみで後半に移行しています。これはこの劇伴が使われているシーンで追加カットがあったための措置でしょうね。
【追記:2022年2月5日】
期間限定クエスト「天界への証明」のボス戦BGMで前半のみが使用されました。

 

46.「My Loved World」
本作における大クライマックスを担当する劇伴。
ビナーのテーマ曲「Viner - Other Side of Angel」がそれにふさわしくアレンジされています。劇伴の扱いから見ても、ビナーは本作における3人目の主役と言えるでしょう。
クライマックスシーンの曲ということもあり、映画本編では後半部分の音量がサントラよりも大きめに設定されています。
また、『絶望の夜明け』Blu-rayの特典ディスクのメニュー画面でも選曲されています。
このサウンドトラックを一通り聴いてこの曲にたどり着いた後は、オーイシマサヨシさんの「英雄の歌」を聴いて締めましょう。
【追記:2022年2月5日】
期間限定クエスト「天界への証明」のラスゲBGMで使用されました。

 

47.「Lucifer...?」
本編未使用の謎曲。
『反逆の堕天使』サントラの「Lucifer - Fallen Angel of Rebellion」からワンフレーズのみを抜き出したような、アイキャッチ的な曲です。
エンドロール後のシーンで流すつもりで用意していたのが没になったのか...真相は闇の中です。

 

ということで、以上が『モンスターストライク THE MOVIE ルシファー 絶望の夜明け』サウンドトラックに収録されている全47曲の紹介でした!
この記事を書くにあたって、映画本編の劇伴の使用状況も調べていたのですが、絶望の夜明けに関しては一切の未収録曲が無く、サウンドトラックとして完璧と言えますね。
『ウェディングゲーム』や『エンド・オブ・ザ・ワールド』、もっと遡って『反逆の堕天使』にも言えることですが、世の中にはアニメ、映画、ドラマ含めて数多の作品が存在し、その中には”サウンドトラック”として劇伴が音源化されていないものも普通にあります。
そんな中、こうしてサントラを普通に買って聴けているのってそれだけで奇跡なんじゃないか、と思ったのです。
今回のサントラ発売、本当にありがたく思います。Blu-rayもサントラも無事に入手することが出来て、もうこの映画に思い残すことはありません。あとは、円盤化を機会に更にこの作品が世に広まってくれる、それを願うばかりです。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
モンストアニメ、モンスト映画のサントラに興味があって来ていただいてる方がもしいましたらそれだけで同志なんで、スキでもコメントでも何らかの反応を残していっていただけると「あぁ、同志いるんだなぁ」ということが分かりますので、何卒よろしくお願いします。

過去のモンストアニメサントラ記事も是非読んで頂ければと思います。

それでは。